泡沫の書き置き

Twitterの延長

2022/11/01

ふだんは日記など書く人間ではないけれど、今日は書く理由があります。

 

 

楠木ともりさんが、優木せつ菜と中川菜々役を降板するらしいです。

 

このツイートを見たとき、心臓がキュッとなりました。

しばらくして落ち着きましたが、やっぱり降板は悲しく思います。

 

何年もオタクをやっていて、声優の降板・交代には何度か遭遇したことは幾度かありました。しかし、自分がずっと追いかけているコンテンツであるラブライブ!から出たのはこれが初めてです。

そう思い返してみると、ラブライブ!は珍しいほうだと思います。2.5のブームの双璧を成した(と私が思っている)アイドルマスターシリーズからは、萩原雪歩や三峰結華の声優が交代を経ていますし、最近ではBanG Dream!から明坂聡美さんが突発性難聴のために降板したのも記憶に新しいです。

そういうわけでキャラクターのCVが変わることがあるという認識は当然あったのですが、「自分ごと」として身に降りかかったのはこれが初めてでした。

 

上に書きましたが、なにを言ってもやはり「悲しい」という想いがまず先に出ます。

 

楠木ともりさんは、ある意味で自分にとって特別な存在です。

それまでラブライブ!のキャストといえば、μ'sでもAqoursでも年上の人しかいませんでした。楠木ともりさんは、初めての同年代のラブライブ!キャストだったのです。

虹ヶ咲(当時はPDPという名前がありましたね。)のキャストが発表されたとき、いつもの「年上のお姉さん」の中に、自分と同じ年のキャストがいて驚いたことを覚えています。

同世代でありながら、若くして表舞台のステージに立ち続けている楠木さんを見ていると劣等感を覚えるときもありましたが、それは私がずっと抱いている尊敬の裏側であったというだけでした。そしてそのような刺激は、楠木さんからしか与えられないものでもありました。

 

ぼくにとっての優木せつ菜は、楠木ともりさんの声あってのものでした。

敬語にビックリマークの文章をみたら、丁寧で必要以上に元気なその声を、どうやってもCV楠木ともりで脳内再生できます。

そして、せつ菜のまっすぐな歌は、楠木さんまっすぐな歌声で歌われることでより強く心に刻まれるものになっていたようにも思います。その歌声に悩みぬいた末の信念を感じるからこそ、一人のファンの我儘だと分かっていても、優木せつ菜の歌は楠木ともりさんが歌ってほしい、歌い続けてほしいと思ってしまいます。

だから、これからの優木せつ菜の声を、優木せつ菜の歌をその声で聴けないことを悲しく思います。

でもこれは虹ヶ咲がこれから歩み続けるためにした決定なので、こうやってうだうだ言い続けるのも望まれない結末でしょう。今日限りにします、たぶん。

 

さいごにステージ上の楠木さんを見ることができたのは、3rdライブになってしまいました。4thはチケットを取っていたにも関わらずコロナの濃厚接触者になってしまい、5thは巡り合わせが悪くて参加することができませんでした。特に5thのステージは感動的だったと聞くので、悔やんでも悔やみきれないなあという感じです。

思い返せば、楠木さんは長い間ステージの最後の挨拶で、パフォーマンスできない自分のことを申し訳なく話していたように思います。他人からは想像もできない痛みのなかでここまでパフォーマンスし続けてくれたことには、感謝しかありません。

 

幸運なことに、自分はキャストが交代してからでも、変わらず虹ヶ咲のことは好きだし、とくに抵抗なく新キャストのことは受け入れられると思います(そういう人間なので)。ただ、聴きたいとおもったときに優木せつ菜(CV:楠木ともり)の曲を聴けるように、楽曲配信とかは配慮してほしいですね。頼んだ公式。

 

乱文になったし推敲とかもしてないですが感情の整理と記録のために書きました。

みんなの幸福を祈って文を結びたいと思います。